年金はなぜ毎月払うのか?
年金の保険料は毎月払う必要があります。 保険料は預けた分だけ返ってくる、という銀行の預貯金システムとは違い、賦課方式という 制度になっています。 これは、そのときの現役世代の保険料でまかなう、というお互いに助け合いを行う制度。 そのため、保険料を支払わない人がいると、社会のシステムも成り立ちません。 今の年金を受け取っている人たちの役に立っている、という意識を持ちましょう。
保険料はいくら?
平成19年度の国民年金の保険料は月14,100円。 これは平成29年までの間に毎年280円ずつ引き上げられ、それ以降は月16,900円に固定されます。 厚生年金の保険料は、毎年の平均月収によって計算されています。 厚生年金の保険料は毎年0.177パーセントずつ上がるシステム。
年金を滞納すると?
現在の年金のシステムでは、20歳〜60歳までの間に最低25年間の保険料を払えば、年金をもらう ことができるようになっています。 ただし、国民年金の支払いを滞納して支払わない期間があると、その分もらえる年金の金額は 減ってしまいます。 厚生年金や共済年金の保険料は給料から天引きされるので、滞納が起こることはまずありません。