通常は65歳から亡くなるまで、年金を受け取ることができます。
希望によっては60歳からもらうこともできますが、金額は減ってしまいます。
反対に65歳以上に繰り下げてもらうことも可能で、この場合は金額が増えます。
この制度で計算をすると、76歳以上生きる場合は65歳以降にもらった方が得をすることになります。
自分は長生きしそうだ、と思ったら、繰り下げの申請をしましょう。
平成19年度の国民年金は、年額79,2100円をもらうことができます(満額)。
月平均では、約6,6000円。
厚生年金では、年収400万円で40年間働いた場合は、厚生年金880,000円、国民年金79,2100円の
年額をもらうことができます。
国民年金だけでは、毎月約66,000円しかもらえないので、年金だけで生活費をまかなうのは、
少し厳しいのが現状です。
老後に一人暮らしなら年間180万円、夫婦なら年間300万円の生活費が必要です。
定年時までにある程度の貯金や貯蓄をしておきましょう。
年金をもらうためには、65歳の誕生日前日から手続きをする必要があります。
年金手帳、住民票などの必要な資料を揃えて、自分で手続きをしましょう。
手続きをする場所は、以下のようになります。
・1号だけの人は、地区町村の役所
・2号の人は、最終勤務地の社会保険事務所
・3号の人は、最寄りの社会保険事務所
やむを得ず自分で手続きに行けない場合は、委任状を渡して身内の人や代理人に申請してもらう
ことも可能ですが、自分がもらう年金のため、必ず自分で行くようにしましょう。
手続きが終了すれば、偶数月の15日までに、2ヶ月分の年金が口座に振り込まれます。